不動産販売・買付コラム

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ナンバー1の不動産広告媒体は「自社ポスティング」って本当?

schedule2024年07月16日

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ナンバー1の不動産広告媒体は「自社ポスティング」って本当?
不動産チラシで効果的に集客するポイントとしては、チラシのデザインや掲載する物件の質は勿論の事、どの媒体を選んでチラシを配布するかという点も重要です。つまり、不動産チラシの効果は【チラシのクオリティ(内容)×広告実施媒体】であると考えて頂きたいのです。

「まんぶいち」の反響を獲得出来ればそこそこ合格点を与えても良いチラシ?

ナンバー1の不動産広告媒体は「自社ポスティング」って本当?

新聞折込広告の効果(反響率)をあらわす言葉として「まんぶいち」言葉がありますが、これはご存知の通り「一万部の折込広告で反響1件獲得」を指す言葉です。

そして、ひと昔前まで不動産業界で「まんぶいちのチラシ(住宅販売チラシ・不動産買付チラシ)」といえば、出来の悪いチラシをあらわす言葉でしたが、今、新聞折込広告で住宅販売チラシ・不動産買付チラシを実施し、「まんぶいち」の反響を獲得出来れば、それはそこそこ合格点を与えても良いチラシを呼べるでしょう。

このように見ていきますと、新聞折込自体が、住宅販売チラシ・不動産買付チラシを実施する媒体として相応しくなくなっているのかも知れません。

チラシ作成に当たり、物件写真など画像をふんだんに用い、商品である住宅のおすすめポイントや物件の詳細データを掲載し、物件価格に表示方法に気をつける等、必要と思われる点を全て網羅したとしても、【チラシのクオリティ(内容)×広告実施媒体=チラシの効果】である以上、新聞折込を選んだ段階でチラシの効果は殆ど期待出来ません。

綺麗なチラシを毎週作成している不動産会社、住宅会社の中には紙広告のデータを自社ホームページにアップし、ホームぺージからダウンロードして印刷出来るように工夫しておられる会社もあります。チラシだけでなく新築現場のパンフレット(現場資料)もホームページからダウンロード出来るようにし、せっかく作った紙の営業ツールを少しでも活用しようと努力しておられる会社も多いですね。

しかし、このような方法も残念ながら多くの効果は期待出来ないと言わざるを得ません。

このような事を申し上げると、上記のような工夫や努力をしていられる不動産会社様や住宅会社様は憤慨されるかと思いますが、貴社のチラシやパンフレットのダウンロードサービスがどれくらい利用されているか一度、Google Analytics(グーグルアナリティクス)などのアクセス解析ツールと用いて検証される事をおすすめします。チラシやパンフレットのダウンロードを設定する手間や時間の割には問い合わせや成約に結び付いていない事が分かると思います。

新聞広告以外の媒体って何なのかについてお話させて頂きましょう。

ナンバー1の不動産広告媒体は「自社ポスティング」って本当?

では現在、不動産チラシ(広告)で効果的に集客する方法は無いのでしょうか?決してそんな事はございません。

今まで申し上げてきたことは「住宅販売チラシ・不動産買付チラシの実施媒体として、新聞折込広告は効果が期待出来ない」という事だけであり、住宅販売チラシ・不動産買付チラシ以外であれば新聞折込が有効な場合もございますし、新聞折込以外の媒体を用いれば住宅販売チラシ・不動産買付チラシも効果を表す場合がございます。

では、新聞広告以外の媒体って何なのかについてお話させて頂きましょう。

新聞折込広告以外のチラシ実施媒体としては、次のようなものがあります。

・地域密着型のフリーペーパーへの折込、記事広告。
・ポスティング広告会社へのチラシ宅配依頼。
・自社ポスティングスタッフによる広告配布。

この中でもフリーペーパーは地域によって反響が大きく異なります。ある地域ではフリーペーパーへの折込は問い合わせの確率が高いが記事広告では全く反響が無いという事もありますし、また別の地域ではフリーペーパーの記事広告に収益物件(賃貸一棟物件)を掲載すると多くの問い合わせが入るのに、土地情報を掲載すると問い合わせはいつも0件なんて事もあります。

従ってフリーペーパー活用時は地域差が大きい事を理解し、その点に注意を払って下さい。ちなみに西日本のとあるエリアでは土地情報を文字ばかりの一覧にした広告(いわゆる行打ち広告)をフリーペーパーの記事広告に掲載したところ、インターネットでは1件も反響が無かった複数の物件に対し、多数の問い合わせがあった事もございました。

次にポスティング会社のチラシ配布依頼ですが、この場合は注意すべき点が多数ございます。先ずは配布対応エリアがどこなのかという問題があり、チラシ配布に際してはどのようなサポートが受けられるのかも気になるところでしょう。

しかし、最も注意すべき事は「依頼した箇所にちゃんとチラシを入れるのか?」という事です。ちゃんとチラシを配布する等、基本中の基本ではありますが、その点がいい加減なポスティング会社もたまに見かけます。

インターネットで検索すれば、ポスティング会社のサイトが沢山出てきますが、サービス内容の問い合わせする際には、「依頼した箇所にちゃんとチラシを入れるのか?」についてその具体的な方法を聞かれたほうが良いでしょう。

自社ポスティングスタッフによる広告配布は、最も反響があるチラシ実施媒体。

ナンバー1の不動産広告媒体は「自社ポスティング」って本当?

最後に、自社ポスティングスタッフによる広告配布ですが、この手法が最も反響を獲る事が出来るチラシ実施媒体と言えます。

確かにポスティングスタッフを自前で募集する事は難しく、ポスティングスタッフ募集専用のチラシを配布したり、店頭にポスティングスタッフ募集のポスターを貼ったりと、様々な工夫が必要です。配布して頂く単価は地域によっても大きく差がありますが、【戸建|4円前後/枚区分】【区分所有マンション|2円前後/枚】程度が相場かと思います。

この記事の冒頭、新聞折込広告の短所として、新聞購買数の減少により不動産新聞折込チラシは、そのターゲットとしていた20代から30代のマイホーム購入層に訴求しにくい広告手法となってしまったと申し上げましたが、自社ポスティングチラシはユーザーに直接情報を届ける事が可能であり、ユーザーが多くいらっしゃいそうな箇所へ重点的にチラシを配布する等、エリアの管理も容易である事から、不動産チラシの実施媒体としてはトップクラスの媒体と考えています。

ここまでは、媒体の見直しをメインに、不動産チラシ(広告)で効果的に集客する媒体を検証して参りました。
もっと詳しく不動産チラシ(広告)の集客方法を聞きたいと希望される方は、以下の≪ご相談・お問い合わせ≫からお問い合わせ下さい。

この記事を書いた人

梶本幸治

梶本幸治

株式会社レコ 取締役コンサルティング本部長 宅地建物取引士

【略歴】
1973年(昭和48年)大阪市西区で生まれ
1996年(平成8年) 住友林業ホームサービス株式会社入社
1997年(平成9年) 宅地建物取引主任者登録
2007年(平成19年)株式会社IDU(当時)へ転職
2009年(平成21年)株式会社レコ起業。執行役員に就任
2017年(平成29年)取締役に就任

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